この記事では、Y2Jの真・玄人痴漢シリーズの作者である私が、このシリーズの誕生から打ち切りまでの過程を語っていく。
第①段 — 誕生までの経緯—
痴漢AVメーカーの衰退
時は2018年に遡る。
当時痴漢モノのAVは規制のあおりを強く受け始め、ナチュラルハイなどの大手痴漢AVメーカーの新作ラインナップから痴漢モノが消え始めていた。
正確に言えば痴漢モノ自体は無くなっていないが、内容が痴漢AVファンが望むものとはどんどんかけ離れていっていたのだ。
コアな痴漢AVファンが望むもの、それはやはり王道の電車内痴漢だ。
それもできれば実際の満員電車内にて、リアルな撮影を行っているもの。
しかし、その頃の痴漢AVといえば、電車ではなく、エレベーター、トイレ、屋外などで、痴漢とは名ばかりのレイプ行為を行うものが主流となっていた。
実際の電車内でそういった撮影ができなくなったこと、そしてAVの商業的にはやはり「抜きどころ」が必要なためこのような事態に陥っていたのだが、リアル嗜好派にとっては面白くない。
同人AVサイトの台頭
そんな時期に台頭してきたのが、同人AVサイトである。
私たち一般人が、自作したオリジナルAVをサイトに投稿し、それを第三者が購入することができるという、非常に斬新なシステム。
当時はこれらのサイトの規制は無いに等しく無法地帯であり、メーカーの規制強化との逆行も相まって爆発的に伸びていった。
当時これらの同人AVサイトで一番にぎわったジャンルがパンチラ、逆さ撮り、盗撮モノである。
JK達のパンツを覗きたい全国の男たちの需要を一挙に掴み、有名出品者の台頭や、ネットではガチ、ヤラセ論争が巻き起こるなど、連日マニア達を賑わせた。
では痴漢モノはどうだったか?
当時は意外にも痴漢モノは少なかった。
やはり直接接触がないパンチラ撮影より、接触がある痴漢撮影の方が難易度が高いに決まっているからだ。
「痴漢モノの出品者がいないなら、自分で撮ってみようかな?」
その頃の私は実際に痴漢するだけでは満足を得られなくなっており、なんとなく自分でも撮ってみようかと考えるように。
こうして、軽い気持ちでオリジナル作品の制作が始まったのだった。
リアル嗜好派については駄作、しかし・・・
実は私はY2Jの真・玄人痴漢シリーズの前に、いくつか痴漢作品を出品している。
ネットで見つけた素人モデルにギャラを渡して制服を着せ、痴漢するという内容だ。
撮影自体はそんなに苦労せず、試行錯誤の末編集も完了。
しかし、この頃の作品は今見直してもひどいものである。
量販店やガラガラの車両で尻を触り、タゲの抵抗は無し。
どう見てもヤラセ感満載の作品に仕上がったが、とりあえず出品することに。
しばらくすると、ポツポツと購入者が表れた。
この時のなんとも言えない感動は今でも覚えている。
「自分の痴漢作品が誰かに興味を持ち、購入したんだ」
そう思うと、また新たな興奮がわいてくる。
そんな調子で、駄作ではあるが約30作品ほどの出品を行った。
↑当時最も売れたセーラ服タゲのエレベーター痴漢モノ。
モデルさんも可愛く、シチュエーションも良かったため、
そこそこの売上を記録した。
なお、このあたりの作品について興味がある方がいれば、別の記事にしたいと思う。
リアル嗜好への転換、真・玄人痴漢シリーズの誕生
しかし、この頃にはリアルとは程遠い自分の作品に嫌気がさしてきた。
コアな痴漢ファンこそリアルモノを求める。
きっと自分と同じように、現状の痴漢AVに満足していない人がいるのではないか?
メーカーにできないなら自分がやるしかない。
こうして出来上がった企画が真・玄人痴漢シリーズであった。
しかし、これが想像を絶するほど難航したのだった・・・。
② 試行錯誤の末、遂に初回作リリース へ続く・・・・
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